認知症は脳だけの問題じゃない?
認知症は脳の病気。
そう思われている方は多いですが、実は、脳だけの問題ではありません。
自律神経と運動神経が、 脳、内臓、筋肉を密接に繋いでおり、 これらのバランスが崩れることが、 認知症の発症に大きく関わっているのです。
脳と内臓と筋肉の密接な関係
私たちの体の中では、脳、内臓、筋肉がそれぞれ自律神経と運動神経を通して情報をやり取りし、連携して働いています。
例えば、内臓の働きが何らかの原因で低下すると、自律神経が脳にその情報を伝えます。
すると、脳は 「内臓が働いていない」と判断し、 内臓への指示を停止してしまいます。
この指示停止は、 筋肉にも影響を及ぼします。
なぜなら、脳は通常、内臓と筋肉の両方に運動の指示を出しているからです。
脳が内臓への指示を停止すると、筋肉も同様に運動を停止し、その結果、筋肉が衰えてしまうのです。
筋肉の衰えが脳に悪影響?!
筋肉が衰えると、身体を動かすことが億劫になり、活動量が減ってしまいます。
すると、脳への刺激も減り、脳の働きが低下してしまうのです。
脳の働きが低下すると、今度は脳から内臓や筋肉への指示が弱まり、内臓や筋肉の働きがさらに低下するという悪循環に陥ってしまいます。
この悪循環が、 認知症の発症を招く一因となるのです。
内臓の機能低下を引き起こす原因とは?
内臓は、それぞれの臓器が役割分担をして働いています。
胃が消化をしている時は腸は栄養の吸収をストップする、といったように、まるで24時間体制のシフト勤務のようです。
しかし、この見事な連携を崩してしまうものがあります。
それは… 薬です。
薬は、主に肝臓で分解されます。
肝臓で薬を分解している間は、他の臓器の仕事が滞ってしまうことがあります。
これが続くと、内臓全体の働きが悪くなってしまうのです。
内臓の不調が筋肉にも影響する
内臓と筋肉は、筋膜を通して繋がっています。
内臓の働きが悪くなると、臓器の位置がずれてしまい、筋肉が引っ張られて痛みやコリが出てしまうことがあります。
痛みやコリがあると、体を動かすのが億劫になり、脳への刺激も減ってしまいます。
また、筋肉は、カルシウムやコラーゲン、タンパク質などの栄養が必要です。
食欲不振や栄養の吸収が悪くなると、筋肉が衰えてしまう原因になります。
認知症の本当の原因は「心」にもある?
実は、認知症の発症には、「心」も深く関わっているんです。
「自分勝手な人」は、認知症になりやすいと言われています。
ここでいう「自分勝手」とは、自分のことばかり考えて、周りの人の気持ちを考えない人のことです。
このような人は、ストレスをため込みやすく、それが脳に悪影響を与えてしまうのです。
認知症改善のための重要なポイント
現在の認知症治療は、薬や脳トレに頼りすぎる傾向があります。
もちろん、薬や脳トレが有効な場合もありますが、効果を実感できない薬を飲み続けたり、なんの根拠もなく無闇に脳トレをするだけでは、認知症が改善することは、まずありません。
認知症改善の鍵は「評価」にあり!
認知症治療で最も重要なのは、「評価」です。
評価とは、今どんな症状があって、ご本人やご家族がどう困っているか、その症状は何が原因で現れているかをしっかりと見極めることです。
観察、問診、検査などを通して、患者様一人ひとりの状態を把握し、その方に合った治療法を検討していく必要があります。
原因が分からなければ、適切な治療を行うことはできません。
厳しいことを言いますが、症状が落ち着かない、悪化しているとしたら、適切な治療が行えていない場合が多いのです。
認知症は、長年の悪い生活習慣や心身の不調が積み重なっていくことで発症します。
そのため、個別の状況を把握せずに画一的な治療を行うことは、効果が期待できないばかりか、症状を悪化させてしまう可能性もあるのです。
認知症は、決して治らない病気ではありません。
正しい評価に基づいた適切な治療を行うことで、症状の改善、進行の抑制が期待できます。
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