アルツハイマー病の薬はどこまで信用できる?
最近、アルツハイマー病の新薬が話題になっていますね。
「これで認知症が治る!」と期待されている方も多いかもしれません。
しかし、この新薬の効果は、果たしてどこまで信用できるのでしょう?
そして、薬に頼るだけで本当にいいのでしょうか?
薬だけに頼るのではなく、本人と家族の力で認知症を改善していく方法があります。
この記事では、アルツハイマー病の薬の効果と限界、そして薬に頼らない改善方法について詳しく解説していきます。
アルツハイマー病の原因とは?
アルツハイマー病は、脳の中に「アミロイドβ」というゴミが溜まることで起こります。
このゴミが神経細胞を傷つけ、記憶力や思考力を低下させてしまうのです。
正確には、アミロイドβが溜まるのに呼応するように、タウというタンパク質も溜まっていきます。
これが神経細胞を傷つけるのです。
アミロイドβがアルツハイマー病の原因とする考え方を「アミロイドカスケード仮説」と言います。
近年、この仮説は疑問視されつつありますが、今もなお最も有力であることに違いありません。
ですが、アミロイドβやタウタンパク質は、それ自体は脳や体を守るための防衛反応によって生まれます。
体に起こる何らかの不調や病気をきっかけにアミロイドβなどが作られるのです。
これらが過剰に作られ、脳に溜まっていくことで、アルツハイマー病の原因になります。
薬の効果と限界
従来の薬の効果
従来のアルツハイマー病の薬は、神経伝達物質に働きかけ、記憶力などの低下を抑える効果が期待されています。
しかし、実際のその効果を実感できているのは、処方を受けている認知症患者の、ほんの1割ほどだそうです。
誤解の内容にお話ししますが、薬そのものに効果がないわけではありません。
処方内容が適切でなかったり、そもそも認知症の種類が誤診であった場合、薬はむしろ逆効果になる場合があるのです。
認知症患者の誤診は3割に達すると言われています。
認知症の薬の効果を実感できているのが、1割しかいないということは、単純計算で9割が不適切・誤診であるということです。
新薬の効果
2023年12月、アルツハイマー病の新薬としてレカネマブが日本で発売されました。
現在、さらなる新薬ドナネマブの発売が待たれています。
レカネマブには、脳に溜まったアミロイドβを掃除するような働きがあります。
ドナネマブも同様です。
しかし、脳内のアミロイドβを除去しても、ゴミが出続ける限り、いくら掃除してもまた溜まってしまいます。
これは、雨漏りした時に、濡れた床だけ吹いていても、天井や壁を治さない限り雨漏りし続けるのと同じです。
画期的な新薬として注目を浴びてはいますが、根本的な解決には至らない可能性があります。
薬に頼らない改善方法
では、薬に頼らずにアルツハイマー病を改善するにはどうすれば良いのでしょうか?
実は、私たちの生活習慣を見直すことで、認知症の症状を改善することができるのです。
具体的には、以下の3つのポイントが重要です。
- バランスの取れた食事:
脳の栄養となる、ビタミン、ミネラル、DHAなどを積極的に摂取しましょう。
逆に、グルテンを含む小麦製品、砂糖(上白糖)、トランス脂肪酸、食品添加物の摂取を控えてください。 - 適度な運動:
軽い運動を習慣化することで、脳への血流が促進され、 認知機能が向上します。
ただし、ただダラダラと歩くだけでは、効果は十分とは言えません。 - 便秘の解消:
近年、便秘と認知症の関連が注目されています。
まだ仮説の段階ですが、アミロイドβは腸で作られるとも考えられているのです。
便秘を解消すれば、認知症の予防・改善につながる可能性があります。 - 十分な水分補給:
高齢者は喉が渇きにくくなり、また「トイレが近くなる」などの理由で水分補給をしなくなりがちです。
ちゃんと飲んでるつもりでも、適切な量に達していない場合も少なくありません。
目安としては、1日に体重×30mlの水分補給を心掛けましょう。
これらの生活習慣を改善することで、アミロイドβの生成を抑え、脳の健康を維持することができます。
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