派遣と正社員、どっちがいいのかな?
個人のライフスタイルで大きく変わりますね。
私にはどっちが合ってるかわかんないなー。
相談しやすいおすすめの介護派遣会社や介護転職サイトについて
お話ししますね!
※この記事はプロモーションを含みます
介護派遣と正社員のメリット
両者のメリットを見比べると違いがわかりやすいので、説明していきますね。
介護派遣のメリット
②自分に合った、働く日や時間帯を選べる
③いろんな施設を経験を積むことができる
④面接がないので、気軽に働ける
⑤正職員より収入が多い
⑥福利厚生が割と厚い
①希望の勤務先を紹介してもらえる
上のバナーにもありますけど、週4日勤務とか、「この条件で働きたい」って誰でもありますよね。
その希望に合う職場を派遣会社が探してくれます。
ここ重要なとこですが、介護派遣の所属先は介護施設ではなく、派遣会社です。
正職員はもちろん、バイトともパートとも違うのがこの点です。
なので、希望に合う職場を探してもらい、実際に行ってみて、良ければそのまま契約更新なり、そこで正職員として雇ってもらうのもありです。
逆に嫌だと感じたら、別の派遣先をまた紹介してもらうという、ストレスフリーな働き方ができます。
また、他の施設と掛け持ちしたり、副業に力を入れて働くことも可能です。
②自分に合った、働く日や時間帯を選べる
- 昼間は忙しい(家事や家族の介護、副業など)
- 夜勤はやりたくない
- 趣味を優先したい
いろんな事情をもって生活している人は多いと思います。
介護職は想像以上に忙しい仕事なので、自分の時間を持ちたくても持てない・・・ということになりがちです。
そういう事情・ライフスタイルに沿って働く日や時間帯を選べるのが、派遣の最大のメリットかもしれません。
特に、介護施設みたいに早番・遅番・夜勤などが混在するシフト制をならざるを得ない正社員が性に合わない方は、派遣みたいな働き方を選ぶのが賢い選択です。
また、サービス残業させられることもありません。
介護職ってなんであんなにサービス残業させられるんでしょうねえ。
派遣の場合は、間に派遣会社が入ることによって、労働基準法に触れるようなことがなくなります。
もし残業をすることになっても、通常の時給より割増しで残業代がもらえるので、単純に収入が欲しいならそれに乗っかるのもありですね。
③いろんな施設で経験を積むことができる
一口に「介護」と言っても、施設によって求められる能力は違います。
施設に正規雇用されてしまうと、そこで必要な能力しか求められることがありません。
ましてや、介護施設の悪しき慣習として、外部からの知識や技術という新しい風を完全防備でシャットアウトしがちな現実があります。
「うちのやり方が正しい」
「今までこうやってきたんだから」
って感じでね。
悪く言えば、井の中の蛙な施設が、思った以上に多いんです。
将来のキャリアアップを目指すのであれば、その施設だけのやり方に沿っていてはいけません。
介護業界では、同じやり方に沿っているだけでは、どれだけ頑張っても大した評価はもらえません。
人と違うやり方で、人より良い結果を残すことで、人を超える評価が得られます。
そのためには、いろんな施設での経験を積むのが一番の方法です。
派遣は、契約期間に則って職場をスムーズに変えることができるので、経験を積むにはうってつけですよね。
逆に、そうして培ったあなたのスキルを受け入れてくれない施設があるのも事実です。
そういう施設では肩身が狭いかもしれませんが、そこは派遣ですから、適当なところで終わりにすればいいんです。
④面接がないので、気軽に働ける
派遣で働く場合、その会社での面接が必要ありません。
介護派遣も同様です。
労働者派遣法(詳細はこちらをクリック)という法律があって、その中で規定されています。
面接だけでなく、履歴書審査や、個人情報を聞き出すような行為全般が禁止されています。
まあ、個人情報の聞き出しみたいなことをやっている派遣会社は多少あるみたいですけど。
それはともかく、派遣先になる施設の見学など顔出しをする場合は、派遣会社の職員もついてきてくれて、禁止行為されそうな時にさえぎってくれるそうです。
⑤正職員より収入が高い
派遣は基本的に時給制ですが、それが結構高いです。
都市部では時給1500円以上もざらですね。
正職員なんのそのです。
正職員という働き方を選ぶポイントの一つに、ボーナスがありますが、派遣はボーナスがなくても余りある時給が設定されています。
(派遣会社で多少の前後はあるでしょうが)
介護福祉士の資格があれば、さらに高時給をもらえるかもしれませんよ。
働きながら資格を取りやすいのも、派遣という働き方の良いところですしね。
また、扶養を受けている人が控除内で働こうと思うと、高時給は足かせになるかもしれません。
でも、派遣なら月に働く日数も自分で決められるので、うまく日数を調整すれば問題ありません。
これはパートにはできませんね。
⑥福利厚生が割と厚い
「派遣って福利厚生が整ってないよね」
っていう声は少なくありません。
しかし、案外最低限の福利厚生が整っているんです。
- 社会保険
- 厚生年金
- 交通費支給
これらはどの派遣会社にもあります。
ただ、
- 育児休暇・産後休暇
- 住宅手当
- 扶養手当
なんかは会社によってまちまちらしいので、ちゃんと確認して選んだ方が良いですね。
育児・産後休暇はともかくですが、それ以外は時給の高さでカバーできますけどね。
正社員のメリット
②ボーナスがある
③福利厚生が厚い
④社会的な信用度が高い
①キャリアアップするなら正社員しかない
派遣社員がいくら経験を積み、優秀な介護士に育ったとしても、「派遣社員」でしかありません。
介護士としてキャリアアップを狙うなら、今は派遣だとしても、いずれどこかで正社員にならなければなりません。
逆に言うと、キャリアアップを狙う人が最初から正社員として働いていれば、上手くいけば早い段階で出世街道まっしぐらなわけです。
まあ、ただ正社員でいれば出世するわけでもありませんけどね。
②ボーナスがある
正社員の強みは、やはりボーナスですかね。
それ目当てに就職先を決める人も少なくないと思います。
中には正社員でもボーナスないところはありますけど、その分月給に還元されているパターンが多いです。
転職する際に、「あっちの会社の方が給料高い!」と思ったらボーナスがなかったってことはよくあります。
あ、なんかデメリットっぽい話になってますね。
まあ重要なのはボーナスの有無というより、【給料が安くてもボーナスがある】みたいに、うまく採算がとれるようにできているのが正社員の待遇です。
③福利厚生が厚い
派遣でも最近は福利厚生が整っていますが、やはり正社員の方が総合的には上です。
社会保険や厚生年金だけでなく、育児・産後休暇や介護休暇あたりは特に近年充実しています。
僕の職場でも、男性職員が育児休暇をとっていたことがあります。
他にも、退職金、毎年の健康診断の補助や社員旅行(コロナ前)、スキルアップのための研修等への参加補助と、職場によって多様です。
一定の収入以上に重要である場合が多いので、正社員として働くのであればチェック必須項目です。
④社会的な信用度が高い
介護派遣にはないメリットのひとつが、社会的信用度です。
派遣という働き方が増えているのは事実ですが、それこそ高齢者やその子ども世代からすると、「手に職つけてない」イメージがどうしてもついてしまいがちです。
介護はその世代の方と接する仕事ですから、派遣と知られると、実家のおかんみたいな小言を言われるかもしれません。
「他人の評価なんて関係ない!」
という方は全く気にする必要ありません。
ですが、将来住宅ローンなど組む予定がある場合、正社員であることは大きなアドバンテージになります。
⑤人間関係が安定すれば働き続けやすい
正社員になるということは、よっぽどのことがない限り、長期的にその職場に勤めることになります。
そこの上司、先輩後輩など同僚がウェルカムな感じであれば、働き続ける理由のひとつとしてはかなり大きいですよね。
実際、介護職員の退職理由ランキングを見ると、【人間関係の問題での退職】が2位に鎮座しています。
(1位は結婚・妊娠・出産・育児です)
どこにいっても介護の仕事はつらいものですが、退職者数が少ない職場は、人間関係が安定している可能性が高いと考えられますね。
介護派遣と正社員のデメリット
派遣と正社員のデメリットは、それぞれのメリットを比較することでなんとなく見えてきます。
【派遣は高時給】だけど、【正社員はローン審査に強い】
言い換えれば、
【正社員は時給換算すると派遣より安い】けど、【派遣はローンが組みにくい(または組めない)】
他には、
【派遣は気軽に働けるけど出世できない】
【正社員は出世の可能性があるけど、気軽に転職しにくい】
などです。
それ以外の部分を深掘りして、いくつか挙げてみましょう。
介護派遣のデメリット
②地方では派遣という働き方が浸透していない
①派遣切りの恐怖
新型コロナウィルスの感染が拡大し出した頃から、各施設で派遣社員を不要とする、いわゆる派遣切りが相次ぎました。
年々慢性的な人材不足に悩む介護業界において、介護派遣の存在は渡りに船でした。
しかしコロナ禍での自粛ムードによって、各企業からの退職者ないし企業の倒産から、介護業界に人材がなだれ込んできたため、皮肉なことに人材不足が解消されたのです。
正職員が増えたということですね。
正職員が増えれば、わざわざ人件費の高い派遣に頼る必要もありません。
つまり、世の中が不況のような状況に陥ると、その分派遣の出番が減ってしまうということになります。
全くなくなることはないと思いますけどね。
②地方では派遣という働き方が浸透していない
都市部ではその力を存分に発揮できる介護派遣ですが、地方となるとそうはいきません。
僕は宮城県に住んでいますが、派遣会社の対象地域を見てみると、会社によっては東北まるごと圏域外となっていることもあります。
派遣のことをよくわかっていない施設に行ってしまうと、その待遇の差から批判的な目を浴びることになるかもしれません。
まあ、そうなら派遣会社に相談して別の派遣先に行けばいいんですけどね。
正社員のデメリット
②残業や休日出勤があるかも
③キャリアアップするほど責任が重め
①望まない転勤・異動がある
部署異動はもちろんですが、法人内でいくつかの事業所を構えている場合、事業所間の転勤・異動があり得ます。
大きい法人なら都道府県をまたぐこともあるでしょうね。
基本的には、転勤・異動の辞令には従わなければなりません。
結果良い方向に行くか悪化するかはわかりませんが、引き継ぎしなきゃいけないし、異動先で一から覚える事も多いでしょうし、大変なのには変わりありません。
僕も周りでは、定期的な人事異動で異動したのに、人材不足の関係で1ヶ月でとんぼ返りした人もいます。
「異動したくないorしたい」など、事前に希望を出しておけば、ある程度は聞いてもらえますので、普段から適度に意思表示しておいた方が良いですよ。
②残業や休日出勤があるかも
働き方改革によって改善の取り組みはあるものの、未だに残業や休日出勤している正社員は山ほどいます。
残業代等が出るならいいんですが、介護業界ではサービス残業なんてもはやパワーワードです。
会議・研修会など、部署単位ないし施設単位で行うことであれば残業代も出るでしょうけど、「介護日誌が終わらないから残る」等、基本的に勤務時間内で行うことが規定されていることには残業代が出ません。
勤務時間内に終わらないから問題なんですけどね。
③キャリアアップするほど責任が重め
正社員には、多少なり仕事に責任が伴います。
やりがいと言えば確かにそうですが、それがプレッシャーになる人もいるでしょう。
特に、介護は目の前の命を預かる仕事でもありますからね。
キャリアアップを目指す場合、今以上に責任ある仕事を任されることを意味します。
ユニットリーダーや介護主任などになろうものなら、部下の失敗などにも責任を持たなければなりません。
部下や後輩指導も行うようになりますが、育成がうまくいかないと、自分の能力を疑われることにもつながるので、思った以上に大変です。
まとめ
派遣というと、不安定で地に足がついていないってイメージを持つ人が少なくありません。
しかし、お話ししたようなメリットがちゃんとあり、むしろ賢い働き方の選択肢のひとつだと思います。
②自分に合った、働く日や時間帯を選べる
③いろんな施設を経験を積むことができる
④面接がないので、気軽に働ける
⑤正職員より収入が多い
⑥福利厚生が割と厚い
②ボーナスがある
③福利厚生が厚い
④社会的な信用度が高い
②地方では派遣という働き方が浸透していない
②残業や休日出勤があるかも
③キャリアアップするほど責任が重め