※この記事はプロモーションを含みます
介護に関する資格は、国家資格から公的資格と、様々あります。
資格名に「介護」ってついてなくても、「認知症」「福祉」などを含めれば、それこそ数えきれないですね。
その中でも、
- 介護福祉士
- ケアマネージャー(ケアマネジャー)
- 社会福祉士
の3つの資格取得を目指す人は多いですし、実際にこれらを取得して活躍する人はたくさんいます。
いわゆるキャリアアップです。
以前から、これらのキャリアップによる仕事の幅の拡充や待遇の改善はありましたが、近年では介護人材確保の流れから高待遇化の波が加速しています。
今後さらに上がっていく可能性もありますね。
それもあって、これらの資格を持っていると、介護業界での求人の需要が高いです。
個人的には、「資格を持っていることが優秀な証」と考えるのは危険だと思ってますが、資格を持っているということは「それ相応の学習意欲がある」など、事業所や利用者側から信頼を得るきっかけになりますので、ぜひ積極的に取得を狙っていただきたいです。
この記事では、「介護福祉士(以下介福)」「ケアマネージャー(以下ケアマネ)」「社会福祉士(社福)」の資格それぞれの違いについてお話ししていきますね。
国家資格と公的資格
一口に資格といっても、いくつかの分類があります。
介福と社福は国家資格、ケアマネは公的資格です。
簡単に説明しますね。
国家資格とは
国家資格とは、国の法律に基づいて、各分野での個人の能力・知識を判定(試験)して、その分野の特定の職業に従事することを認めますよということ。
介福と社福は、「介護福祉士及び社会福祉士法」(1987年)っていう法律に定められた国家資格なんです。
業務独占とか名称独占とかってくくりはあるんですが、お医者さんや看護師さん、保育士さんなども国家資格に含まれます。
業務・名称独占資格についてほんのり触れてる記事があるので、参考にどうぞ。
公的資格とは
公的資格とは、都道府県や市町村などの地方自治体が定めた条例に基づいて与えられる資格
その地方自治体内でのみ通用する
介福などの国家資格は、取得しちゃえばどこでもその肩書で仕事できるんですが、ケアマネは都道府県ごとに登録されるので、別の都道府県でケアマネの仕事をするには、その都道府県で改めて登録を受け直す必要があるんです。
「国家資格」って方が位が高そうなイメージですが、ケアマネ受験資格を得るために介福等としての実務経験が必要である辺り、国家と公的に上下関係は当てはまらなそうですね。
公的資格にはケアマネの他、訪問介護員(ホームヘルパー)や福祉住環境コーディネーターがあります。
余談~介護資格の変遷~
ホームヘルパーは以前は「ヘルパー1級・2級」という名前になってましたが、現在は2級相当を「介護職員初任者研修」、1級相当を「介護職員実務者研修」としています。
こういう介護職のための資格は、難易度や専門性の高さの順に序列みたいなものはありつつも、ステップアップするには複雑でわかりにくいものでした。
それを一本化して、初任者研修→実務者研修→介護福祉士という分かりやすいステップを設けたわけです。
今後、さらに「認定介護福祉士(仮)」や「管理介護福祉士(仮)」の創設も検討しているそうです(笑)
見通しの明るいキャリアアップにつながるといいですね。
介福・ケアマネ・社福それぞれの違い
難易度
まず資格の取得難易度で見てみましょう。
- 介福
取得までの最短期間:3年
試験の合格率:約71%(2018年度) - ケアマネ
取得までの最短期間:8年9ヶ月
試験の合格率:約10%(2018年度) - 社福
取得までの最短期間:4年
試験の合格率:約30%(2018年度)
合格率の差がすごいですね・・・
僕が介福とケアマネを取得した頃は、介福50%、ケアマネ30%くらいだったと思います。
それで言うと、介福は比較的取得しやすいってことになりますね。
ケアマネと社福は難易度こそ高いんですが、社福は受験資格取得の道のりがちょっとわかりにくいかもしれません。
今、介福の資格者が一番求められています。
それだけに処遇面でも改善が著しいので、逆にケアマネが激減してますけどね(゚Д゚;)
仕事の違い
それぞれがどういう仕事をしているのか、簡単に説明します。
介福のお仕事
介福は主に施設などの介護職員として、身体的な介助から精神面のケアなど、利用者さんに対して直接的な支援を行う仕事に就きます。
サービス提供責任者や生活相談員の役職に就く場合もあります。
その場合は、介護職員としての仕事の他に、通所介護計画書や訪問介護計画書の作成などの事務的な仕事の他、利用者請求業務などを行う場合もあります。
ケアマネのお仕事
ケアマネは主に、利用者さんのケアプランの作成や、利用者さん本人や家族からの相談援助業務、サービスを提供する事業所や自治体、病院など関係機関への連絡調整、利用者宅への定期的な訪問などを行います。
介護施設に入所している方専門の施設ケアマネと、ご自宅にお住まいの方専門の居宅ケアマネがあります。
施設ケアマネは自宅訪問こそないものの、基本的な業務内容は居宅ケアマネとだいたい一緒です。
上位互換で主任ケアマネという資格もありまして、居宅介護支援事業所(ケアマネの事業所ね)の管理者や、地域包括支援センターお抱えのケアマネに就くには、この主任ケアマネが必要です。
ちなみに僕は、主任ケアマネを取得するべきか悩む一介の居宅ケアマネです。
社福のお仕事
社福は介護サービスを利用する人以外にも、何らかの事情で日常生活が困難な人に対しての相談援助業務を行います。
その他、書類作成などのデスクワーク、窓口対応や利用者の定期訪問などです。
対象は高齢者だけでなく、家庭、児童、障害など幅広いです。
介護予防教室の運営とかもします。
福祉の場には不可欠で、活躍の場が多いと言えますね。
ソーシャルワーカーや生活相談員に就くことが多いですかね。
地域包括支援センターにも必置の資格です。
介護資格をとる意味
介福なんか特になんですけど、資格をとる意味がないという意見もあります。
介護自体は家でもするものですよね。
極端に言っちゃうと、介福とか初任者研修とかなくたって、介護の仕事はできるんです。
ケアマネは資格なきゃだめですけど。
何より、僕の知る限り、無資格の介護職員でも、資格を持ってる職員より優秀だってことは、当たり前のようにあります。
「じゃあ資格取る意味あるの?」
・・・とお思いのあなた!
今だから言えますが、意味はありますよ。
処遇改善の恩恵
処遇改善とは、介護職員の給料などを充実させて、介護人材を確保しようという目論見でできたものです。
その処遇改善、介福があるかないかでもらえる給料に明らかな差が出ます!
ただ人材を確保するだけでなく、提供するサービスの質も向上させようという狙いです。
今後、「認定介護福祉士」等キャリアアップの骨組みが出来上がれば、さらに給料が上がっていく可能性も十分にあります。
信頼に差が出る
先ほども言った通り、資格の有無と実際の能力は必ずしもイコールではありません。
資格なくても優秀ですし、出世する人もいます。
でも、優秀かどうかは仕事の内容をじっくり観察しないと評価できないものですよね。
初対面の場合、何をもってその人の能力を判断しますか?
日本は資格社会です。
資格があると、「あ、この人勉強したんだな」「これに合格するなんて優秀なんだな」っていう、ひとつの判断基準になります。
相手が優秀だと分かっていれば、それは信頼に値します。
何度も言う通り、資格が実際の業務の優劣につながるとは言い難いのですが、初対面の利用者さんと家族、採用面接などに対して、「資格あるよ」っていうのは盤石のステータスです。
そういう意味で、資格をとる意味は大いにあるんですよ。
受験勉強はどうすれば?
介福みたいに合格率自体は高いとしても、なんの対策もなしには合格なんてできません。
受験勉強は絶対必要です。
おすすめできない勉強法
言うまでもありませんが、直前に一夜漬けするのは、完全に無意味です。
むしろマイナスです。
睡眠不足は記憶力・集中力の低下につながります。
ショートスリーパーでも少しは寝ますよ。
それに、試験終わったらすっぱり忘れがちなので、仕事などで必ずボロが出ます。
あとは一問一答。
完全に無意味とまではいいませんが、一問一答でのみ勉強している方は、残念ながら合格できる人は少ないでしょうね。
ヤマ張るのと大して変わりませんから。
一問一答をやるなら、せめてテキストなどで基本を十分に勉強してからにしてください。
おすすめしたい勉強法
確実な勉強法は、ただ一つ!
努力です。
はい、聞きたいことはそれじゃないと。
ですよね(/ω\)
でも、それが事実です。
大事なのは努力の中身です。
効率的・継続的な努力をすることで、短い時間で大きな効果を出すことができます。
効率的・継続的な努力とは?
やみくもにテキストを読みあさるのではなく、合格するためのノウハウを学ぶことです。
合格メソッドとも言いますね。
合格メソッドというなら、こちらは盤石です。
言わずと知れた大手通信講座です。
大手だけに、合格メソッドはもちろん、学習におけるサポートも充実しています。
僕も大変お世話になってまして、実際おかげさまで、介福も一発合格できました。
名実ともにおすすめです。
もちろんケアマネ等も受けられますよ。
受講費用が高すぎる!という方へ
こちらのサイトを経由することで、受講にかかる費用を全額負担してもらえます。
働きながら資格をとりたいなら、この求人サイトを一度は見ておくべきです!
もちろん介護の仕事は初めてでも、すでに働いている人でもがっつりサポートしてくれます。
求人サイトとして大手なので、信用できるサイトです。
介護業界は、これからキャリアアップの恩恵が凄まじい世界になるので、ぜひ、資格取得を目指してほしいと思います。