アリセプトやメマリーなど、認知症の薬を処方されている人に気を付けてほしいこと。 それらの薬の説明書にはこう書いてあります。
本剤がアルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症の病態そのものの進行を抑制するという成績は得られていない
アルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症以外の認知症疾患において本剤の有効性は確認されていない
【効果および効能】には、はっきりと
【アルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制】
とあるのにも関わらず、注意点として1と2のことが記載されています。
参考↓
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1190012F3029_1_28/
正直、口八丁だなと思います。
簡単に言うと、 「症状は抑えられるけど、病気自体は進みますよ」 ということ。
しかしむしろ、薬を飲み続けていたら症状が現れる…ということも実際に起こっています。
以下に挙げるのが、実際に記載されている副作用の一部です。
興奮
不穏(不機嫌など)
不眠
眠気
易怒性(キレやすい)
幻覚
攻撃性(暴言・暴力)
せん妄(意味不明の言動など)
妄想
多動(そわそわ落ち着かない)
抑うつ
無感情
徘徊
お気づきだろうか…
認知症の進行を止めるための薬なのに、現れるかもしれない副作用は、認知症の症状そのもの。
実際、アリセプトを飲むのをやめたら「被害妄想がなくなった」などの改善事例もあります。
なおかつ、医療保険で処方を受ける以上は、薬の増量規定というものがあります。
アリセプトの処方は3mgから始まり、一定期間ごとに5mg→10mgと増量していく決まりになっています。
アリセプト販売当初と比べれば規定は緩和されていて、10mg以降から症状に合わせて5mgまでは減らして良いそうです。
これが完全に落とし穴。
確かに減らしただけマシかもしれないけど、実のところ5mgに増やした時点で副作用にある症状が増えた人が大勢います。
それを多くの医師は「認知症が進んだようだ」と切り捨てる。
それは間違いです。
薬を増量したことで認知症を「進めてしまった」のが正しい。
事実、薬を止めた、減らしたことで症状が落ち着いたという報告は多いです。
まだアリセプトを飲み続けますか?