活性酸素とは?
活性酸素とは、私たちが呼吸する時に取り込んだ酸素を使ってエネルギーが作られた時の副産物を言います。
あるいは、エネルギーに使われなかった酸素の一部も活性酸素に変化します。
活性酸素が増え過ぎると、細胞を酸化させ、それが老化につながります。
活性酸素は呼吸以外でも作られます。
その他の要因は次の通り。
紫外線
ストレス
飲酒
タバコ
排気ガス
過度な運動
詳しく解説していきます。
1.紫外線
紫外線を浴びることで皮膚細胞で活性酸素が発生し、シミやしわにつながります。
2.ストレス
イライラ、緊張、不安などのストレスによって血行障害が起こり、酸素の循環が悪くなると活性酸素になります。
3.飲酒
飲酒によってアルコール分解が追い付かなくなると活性酸素が生じます。
4.タバコ
タバコとその煙自体に活性酸素が含まれています。
5.排気ガス
排気ガスにも活性酸素が含まれています。
6.過度な運動
ゼーゼーいうほどの過度な運動をすると、取り込む酸素の量が増え、その分活性酸素も増えます。
活性酸素増加を防ぐ方法
通常、増えた活性酸素は身体の中にある抗酸化作用によって排除したり、活性酸素によって傷つけられた細胞を修復してくれます。
活性酸素が多少過剰に発生しても、基本的には、抗酸化作用のおかげで問題が起きることはありません。
ですが、抗酸化作用として働く【酵素】は、20代から体内で作られにくくなっていきます。
1~6なような要因で活性酸素が過剰に増えて、抗酸化作用が追い付かなくなる状態を【酸化ストレス】と言います。
酸化ストレスによって細胞の参加が起こると、
生理機能低下
病気の発症や進行
老化の促進
につながります。
特に怖いのは
DNAや遺伝子の酸化⇒ガンの原因
血管内皮細胞の酸化⇒動脈硬化
脳細胞が酸化⇒脳神経細胞の消失やアミロイドβの蓄積
つまり、全身の酸化によって命に関わる病気になったり、認知症になる可能性が高くなります。
だから、1~6を意識的に改善することが重要です。
長時間強い日差しにあたらないよう日傘などを使う
自分に合ったストレス解消法を見つける
お酒はほどほどに、できれば飲まない方がいい
タバコはやめましょ、高いし
車通りが少ない場所で深呼吸
過度な運動(軽く息があがる程度)
これらの他に、食べ物を意識するのも大事です。
水溶性ビタミンCを、生かスープで食べるのがオススメ。
他にも、ビタミンEが豊富なゴマ、アーモンド、落花生など。緑黄色野菜でβカロテンを摂るのもいいですね。
これらの対策はいわゆる【生活習慣の改善】そのもの!
それが老化予防につながります。
若いうちからこの老化予防習慣を意識して、健康な老後を迎えたいものですね。