認知症が治せない人の特徴

認知症を改善できない人の大きな課題は、単純に“正しい知識”や“正しい改善法”を実践できていないということ。

認知症について熱心に勉強し、色々な資格を取得した人もたくさんいます。

私も介護施設で働いていますが、自主的に学ぶ人はホントにすごいですよね。

ただ、それで得た知識のほとんどは
「〇〇の場合、△△の対応をする」
などの対処療法がほとんどです。

それ自体は認知症介護をする上で必要であることには違いありませんが、根本的解決にはなっていない。
それにはやはり、「認知症は治らないもの」という前提があるんです。

脳トレや運動が良いからと実践している人も多いけど、ほとんど効果がないというのが現実。

そして、そんな対処療法や効果の出ない訓練を繰り返している内に

徐々に認知症が進行していく

介護が大変になる

リハビリも満足にできない

デイサービスなどの施設に通うことさえできなくなる

さらに症状が進行していく

こんな悪循環におちいってしまいます。
「できることはすでにやってるけどどうにもならない」 という声もいただくし、確かにどうしようもないほど進行している人もいます。

「できることはすでにやっている」という人から詳しく話を聞くと、たいていの人は「まだやれていない」。

例えば

  • 水分量が足りてない

  • 余計な薬を飲んでいる

  • 体や脳を蝕む食生活を続けている

  • 症状に合った脳トレや運動を行えていない

など、改善すべき点が残っている人が多いんです。

もちろんこれら全てを改善することは簡単ではないし時間もかかります。

しかし、改善に取り組むことで症状が軽減する人はたくさんいる。

「まだやれていないことがあること」を知るところから認知症改善は始まると、覚えておいてください。