AUTHOR

菅原 浩平

  • 2021年11月8日
  • 2024年9月17日

介護現場のリアル:ケアマネが抱える「便利屋」問題と、その背景

ケアマネージャーをしていると、実に様々な経験をします。 その中でも一番悩ましいのが、利用者さんや家族がぶっこんでくる無理難題です。 規定されているケアマネの業務の中で、できないことははっきりしています。 例えば、ヘルパーさんができることのほとんどは、ケアマネがやってはいけないことになっています。 しかし、規定上ではギリギリセーフの無理難題が舞い込むこともあるんです。 これについてはいろんなブログで […]

  • 2021年11月5日
  • 2024年9月17日

ケアマネが直面する!デイサービス側が利用拒否の困難事例と解決策

僕は居宅ケアマネをしています。 在宅で要介護認定を受けた高齢者の方々に介護サービスなどを紹介する仕事です。 と言っても、ケアマネの仕事はサービスを紹介するだけじゃありません。 サービスの利用日の調整 ケアプランの作成 サービス担当者会議の日程調整と当日の進行 毎月のモニタリング・その他必要に応じた訪問 介護給付管理(請求業務) 大まかに言うと、こんな仕事をしています。 今回は、ケアマネの仕事の中で […]

  • 2021年11月4日
  • 2024年9月17日

フレイルと認知症の関係性|フレイル解消で認知症が改善?

フレイルという言葉は、もうおなじみになってきたでしょうか。 フレイルの由来はフレイルティ(虚弱)にあります。 福祉におけるフレイルとは、加齢などの要因によって身体機能や認知機能が弱っている状態を指します。 詳しくは後述しますね。 フレイルの定義と認知症の関係を知れば、認知症の改善・予防が叶うかもしれませんよ。   認知症予防とフレイル予防 フレイルティとは ここ10年くらいでしょうか。 […]

  • 2021年11月1日
  • 2024年9月17日

前頭側頭型認知症の食行動障害:誤嚥・窒息リスクを下げるために

前頭側頭型認知症は、前頭側頭葉変性症により発症する認知症です。 つまり、大脳の前頭葉と側頭葉を中心に萎縮していく疾患の1つとされています。 前頭側頭葉変性症は若年の発症が多く、進行性です。 主な症状としては 性格変化 社会性の喪失 会話が困難 注意・判断・実行機能などの能力低下など 一方で、見当識、目的動作、視空間認知、記憶は保たれている場合が多いです。 この他に代表的な症状として、過食や食行動変 […]

  • 2021年10月31日
  • 2024年9月17日

レビー小体型認知症の食事支援:パーキンソン症状や認知機能変動への対応と、自尊心を守るためのヒント

レビー小体型認知症に対する支援においては、動作の障害や嚥下障害があっても、記憶や理解力が維持されている時期があります。 そのことを考慮し、自尊心に配慮した支援が重要です。 こと食事支援においては、注意深く観察することで、「できないところだけを、さりげなく、エレガントに支援する」よう心掛けましょう。   レビー小体型認知症による食行動障害の特徴 動作の障害への対応:パーキンソン症状 上肢の […]

  • 2021年10月26日
  • 2024年9月17日

【ケアマネ必見】もうケアプラン作成に悩まない!ストレスフリーで高評価されるコツ

若手・中堅ケアマネージャーのみなさん。 ケアプランの作り方、悩んでませんか? まあ中堅にもなれば、主任ケアマネを取得するくらいになってるかもしれませんね。 でも、いくら自分が指導する立場になったとしても、実地指導やケアプラン点検と、市や県の指導は受けなければなりません。 指導でなくても、自分が作ったケアプランは、利用者さんと家族、介護サービス事業所、要支援者であれば地域包括支援センターと共有されて […]

  • 2021年10月25日
  • 2024年9月17日

【レビー小体型認知症】摂食・嚥下障害の原因と対策|パーキンソン症状との関連性も解説

レビー小体型認知症の特徴 レビー小体型認知症では、中枢神経、特に大脳皮質を中心にレビー小体が出現した結果、次のような症状が起こります。 うつ 幻視 認知機能の変動 パーキンソン症状 睡眠時の異常行動(レム睡眠行動障害) 自律神経症状(起立性低血圧や失禁・便秘など) 初期では見当識障害や記憶障害がない、または少ないのが特徴ですが、その時期でも後頭葉の障害などから原子や誤認、幻聴や体感幻覚(全身に針が […]

  • 2021年10月24日
  • 2024年9月17日

認知症薬の落とし穴と、本当に効果的な治療法とは?

認知症に特効薬はない。 認知症の家族の介護をしている人、介護の仕事をしている人には、もはや言われるまでもない常識です。 現在処方されている認知症薬のイメージは、認知症の進行を遅らせるにとどまっていると思います。 でも、病院にまで行った本人・家族からすれば、「薬を飲めば治る」という期待を持つのが当然ですよね。 介護職員にしても、「夜間せん妄がひどくて仕事にならない!」などの状況で、薬に頼りたくなるこ […]

  • 2021年10月22日
  • 2024年9月17日

介護職の悩みを解決!【体験談】ミスを連発する職員を成長させる方法

「即戦力になるような人材なんて存在しない。 だから育てるんだ」 スティーブ・ジョブズ 介護業界で働いていて、介護職経験のある人が入社するって時、 「即戦力だな」 って言う人、周りにいませんか? 確かに、経験者であれば、新人よりは教えることが少なくて済みます。 ただそれは、介護技術などの基礎を教える手間が省けるだけの話です。 基礎ができてることが戦力になるかというと、それは違います。 ご存知の通り、 […]

  • 2021年10月20日
  • 2024年9月17日

認知症患者の胃瘻造設:診療報酬改定後の現状と経口摂取支援の重要性

平成26年度の診療報酬改定で、胃瘻増設の点数の減算などが行われました。 胃瘻増設が減算になったということは、胃瘻増設によって病院側に利益が出ないようにするということ。 つまり、無用な胃瘻造設を防ごうという狙いが見えるね、ということです。 そのきっかけになったのが、認知症高齢者への胃瘻造設の問題です。 認知症高齢者への胃瘻造設 日本ではこれまで、チームケアによる栄養管理が普及し、浸透してきました。 […]