認知症と診断される前に知っておくべきこと!初期症状と予防策

人は生まれてから徐々に脳が成長していきます。

ただ、脳が成長するのは25歳までと言われており、25歳以降は1年間に0.5%~1%ずつ小さくなっていきます。

それが萎縮であり、脳の老化です。

老化は25歳から始まります。
ほっといても脳は年々委縮していきますが、それをさらに加速させる要因があります。

  • お酒

  • ストレス

  • 睡眠不足

  • トランス脂肪酸など

例えば、飲酒量が多い人は、飲まない人と比べてうつ病のリスクが3.7倍、認知症のリスクが4.6倍にまで高まります。

うつ病と言えば、一説では、意欲低下は「新しい脳細胞が作られない」ことで引き起こされますが、うつ病は「新しい脳細胞を作る働きを邪魔する」と言われています。

つまり、うつ病になると新しい脳細胞が作られにくくなるので、意欲低下が起こるということになります。
となると、うつ病が認知症発症の要因になることも想像に難くありません。

ただし、認知症の症状の1つであるうつ状態は、うつ病とは別物とされています。

症状が似ているからと言って、前者にうつ病の薬を飲ませるとかえって認知症が悪化する可能性があるのです。

逆に、認知症薬によって歩行が困難になる事例もあり、うつ病の人がそうなると、うつ病まで悪化する可能性があります。

症状が似ているとしても、
・認知症からのうつ状態
・うつ病からの認知症状
この鑑別を間違ってしまうと、その後の治療で改善は遠のいてしまうかもしれません。

認知症もうつ病も誤診が多いので、先生ともしっかり話をしていくことをオススメします。